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ストロボと自然光撮影の使い分け方について

奥多摩のプロフェッショナル清掃チーム、オピトさんのポスター撮影

名刺とポスター用撮影のご依頼

こんばんは、フォトスタジオ青梅の大舘です。
今回はポスター撮影のご依頼をいただいて撮影してきました。
その中でストロボと自然光を使い分けながら撮影していったのでそちらのポイントを書いていきたいと思います。

まず今回のご依頼はインパクト重視という話が出ました。
その為、ストロボなどの光、状況のインパクト、ポージングや表情などでインパクトを出す事を考えました。

まずこちらの写真では自然光で撮影しています。
若干暗めの場所で人物を撮影する事で背景がかなり爽やかになっています。
この場所では爽やかさとストロボでのインパクト写真を撮影する事にしました。

ストロボ撮影を選択する意味について

次に同じ場所で撮ったとは思えないような撮影です。
こちらはストロボを使用する事により夜のパーティのような雰囲気を作り出しました。
非現実感を演出しようと考えたからです。

どの場合もストロボを使用する時はまず背景の露出を決定するところからスタートするのが大切な点です。
理想の背景の雰囲気をカメラ側の設定で決定した後に被写体に当てるストロボのパワーを決めていきます。
ストロボを使う上でここら辺はとても大切なポイントになるので、よく覚えて頂けたらと思います。

ポスターらしさとは

そして次に清掃チームのポスターとして清掃道具を地面に置いて撮影しました。
「らしさ」と「非現実感」をミックスしてみました。

写真に文字を入れる可能性もあったので若干余白を持って撮影しています。
仕事によってはデザイナーさんとしっかり絵を決めてから撮影にのぞみますが、今回は後から使用カットを決めるというお話でした。

違和感の作り方

違和感ある写真は人の目を惹きます。
その違和感はどうやって作り出せるのでしょうか?
今回はこのように考えました。
単独で成り立つもの「スーツ姿とソファ」「自然の滝」
スーツとソファはビジネスのイメージですよね。
そうなると通常はオフィスビルなどを連想します。
ところが今回はそれとは全く似つかわしくない大自然の中。
この違和感が面白くもあり目もひくと思うのです。

そして何より撮影を依頼してくれたオピトさんが「なんでもやります!」と気合いを入れてくれたのがありがたかったです。

スタジオでの背景色の決め方について

今回はポップな仕事着のお二人の撮影でした。
背景を考える時にまず考えるのは同系色。
同系色にまとめる事でまとまりが生まれます。
それから衣装と補色になる背景の色。
スマホなどで「補色」などと検索するとわかりやすい画像が出てくるので参考にすると良いかもしれません。

今回はそれに加えて全体としてのイメージも考慮しました。
クリーンで明るいイメージ。
明るい仕事着だったのもあり、黄色を選択しました。

名刺用の写真撮影

今回はサンプル使用の許可をいただけたのもあり様々なパターンで撮影したのですが、
通常、名刺用の撮影をする時は見せたいイメージを事前に打ち合わせて撮影にのぞみます。
ライティングや背景もそれに応じて組み立てていきます。
そして目指す方向を共有する事で被写体となる方もポージングや表情について考える事ができたりします。
様々な分野で言える事ですが、事前準備が非常に大切だということなんですね。

そんなわけで今回のブログは終了します。
また時間ある時に更新していこうと思います。
ごきげんよう!!!