”その場所らしさ”を表現します。
それは背景を考える事でもあります。
例えば、運動会の撮影をしているとしましょう。
お客さんの全くいない背景で撮影したら体育の授業との見分けがつかないかもしれません。
観客を後ろに写し込む事でこんなに沢山の人の前で頑張ったんだ、という事が伝わりやすくなります。
これは他のどの場面でも言える事です。

”その人らしさ”とはなんだろう？
何でもかんでも大笑いする写真を撮れば良いというわけではありません。
その人らしさが一番発揮される表情を目指します。
更に、顔の角度についても上下左右から見てどこが一番カッコよく・チャーミングに見えるのか(その人らしいのか)
を考えながら撮影します。
これはいきなりは難しいので撮りながら探っていくイメージでやっています。
フォトコミュニケーションですね。
カメラを通してコミュニケーションを取っていくのです。

楽しい場面なのか、
シリアスな場面なのか、
内容によって画角に入れるものを変化させます。
また、このテクニックは逆に利用する事もあります。
例えばコロナで結婚式にゲストが呼べない状況だったとします。
式場はガラガラ。
そんな時、レンズの効果を利用して望遠レンズで人が沢山いるようにして撮影する事もあります。